自分へ

一体今何が心配? 周りなんて全て違う 個性溢れたっていいじゃない 合わせる事は無いよ 一体今何が不安? 姿なんて全然違う 考え方が自分なりだっていいじゃない 焦る事は無いよ 周囲にバカみたいに急かされて 自分まで見失う事は無いよ 自分まで見失う事は無いよ そうやって言い聞かせて いつまでも誰かの影に付いて行かないで 自分には自分の道がある 自分には自分の道がある そう信じていて 自分は他の誰かには成り得ない 自分は他の誰かでは成り得ない 自分は自分以外の何者でもないよ

どんなウソでもいいでしょう? 友を家族を喜ばせ 他人を自分をも笑わせて どんなウソならいいでしょう? 傷つけない為のウソ? 夢を見せる為のウソ? 嘘は虚しいと言うけれど 優しいウソならどんなウソも素敵でしょう 全てを告げるウソなんて在り得ない だから 沈黙と云う嘘もありでしょう 沈黙は思いやりでしょう? 嘘をつかない人はいないのならば 自分のためにウソをつく前に 誰かのためにウソをつく そんな事が出来る人のほうが 愛しいでしょう? そんなウソならばきっとどんなウソも許されるでしょう? なんて 自分の嘘を正当化させる こじつけのウソの証言

自己中のウタ

「疲れたんだ 休ませて」 そんな事言って休めたら苦労はしない どうせいつもと同じ扱い 「しんどいのは皆同じ」 なんて言われるだけでさ 「自己管理が悪い」 とか怒られる始末 自分が苦しいのに 自分が悪いのか 自分は自分の事を全ては分かり得ないけど 自分にしか分からない事もあるって事ぐらい 分かってるつもり どの位しんどいかなんて 自分以外分かるものか! 皆同じなんて言えるものか! 誰にも伝えられるものか! この居場所は体に毒 いつかはきっと身の危険 どこかに早く逃げ隠れてしまえ 後はどうなったって 何が起きたって知るモンか!

らしく

時間はもう戻らない 分かっている 同じものは二度とない 信じている 自分は自分でしかない 知っている 先立つ不安と戦うために 残る後悔を引きずらないために 今日のため 明日のため 今だからこそ出来る事がある 逃してはいけない 自分から逃げてはいけない いつまでも自分は自分で らしくありたいから 余計な心配はよそう 下らない比較もよそう 自分のため 自分のため

シャープペンより鉛筆で

「心の綺麗な人は定規を使わなくても綺麗な真っ直ぐな線を書けるんだって」 誰かが言って振り返れば そこには線があった それは無論真っ直ぐなんかじゃなくて だけど揺れる程度にしか歪まずに 曲がりきれていないおかしな線だった 切れ目が数え切れない程あって 途中で途切れては プツン    途切れては プツン 一本線を綺麗に描ける様になりたいと思った 時には軽やかなカーブもつけて 太くなくてもいいから 細くて長い線 途切れない様に気を引き締めて これからまた新しい線を目一杯引くために これまでの折れた芯を削り直して 私は先へ走り出す
未来、現在に続いて過去です。 過去の詩を掘り返したんですが、懐かしいと同時に自嘲が込み上げてきます。 いつ書いた物なのかは敢えて言いませんが、その時期の自分を知ってる人になら一目瞭然克つ明快にそれぞれの詩の意味が分かるでしょう。 サブタイトルは「消せない罪」を聞きながら聞いていたらついそのまんま・・・。(これも分かる人には分かるでしょう。(笑) ちなみに、「シャープペンより鉛筆で」の始めの一行も、過去の我が悪友(←失礼)が実際に言った言葉を丸ごと使用です。 今まで何度も消そうと試みたこれらの詩を読み返すと、人間って周囲の環境によってこうも変わるのだと、痛い程理解させられます。 読んで頂いて、ありがとうございました。