気付けば

何を悩み悔やんでいるの 敵は自分自身だと言うのに 何をひがみ荒んでいるの かなわないと分かっているのに 夢から覚めても暗く深い闇で 心の中はいつもカラカラで それでもいつも追ってばかりで 気付いた時には遅いけど 例え自分に誇れる物が何も無くても 君と言う友が居る事が それだけで大きな誇りと言う事 今 気付けたよ 心配なんて何をするの こんなに皆が居るのに 孤独なんて何で感じるの こんなにもすぐ傍に居てくれるのに 空へはいつも一方的に手を伸ばして 人の心はいつも分からなくて それでも何度も答えてくれた 気付いた時は遅いけど 誰かが傍に居てくれる事が こんなにも安心出来る事に 今 気付いたよ 今 ようやく・・・

寂しがりやの独り言

どうして人は不満や不安をぶちまけなければ 安心できないんだろう どうして人は愚痴や沈黙を嘆かなければ 生きて行けないんだろう 一人で居ると胸の奥がとても切ないんだよ 思いが交差して巡り平常を保てなくなるんだよ ここがどこかも存在力もきっとなくしてしまう 今も過去も未知も分かれなくなるんだよ そんな時は少し・・・ほんの少し傍に居て それだけでこんな僕も救われる気がするんだよ

遠すぎた自分

あなたは口には出さなかった だから気付かなかった そう そんなに寂しかったの 哀しみが滲み出す あなたは態度には出さなかった だから分からなかった そう そんなに苦しかったの 痛みが突き抜ける あなたは顔には出さなかった だから気付けなかった そう そんなに泣いていたの 嘆きが溢れ返る どうしてもっと早く もっと近くに 感じてあげられなかったんだろう こんな風になる前に またここに戻って来てよ 引き千切れてしまった心を掻き抱いて胸に押し付ける 今度からはもっと大事に扱うから また一緒に笑おうよ

鈍感だけど

励みになれるなんて思ってない けれど励みになれればと思っている 誰かの辛さや苦しみを 理解できない しょうがない 人それぞれだからとか 皆悩んでいるのは一緒だとか またそう言い放って 放っていくの? せっかく打ち明けてくれたのに どうして気持ちが解れないのだろう もっと誰かの痛みに敏感になりたい 信じて頼って話してくれた 誰かに答えられるように 自分がどれほどの存在なのか 思い上がりも甚だしいけれど なんとかせめて励みになりたい

幸あれ

一生のうち使える幸福の数が 決まってるなんてよくある話 もしそうならば その幸せを誰かにあげたい 受け取って欲しい この気持ちを それだけで満足 嬉しさは無限大 周りが幸せならそれだけでいい いつ自らの幸福を使い果たしても いつまでも幸福な一生だと約束できる
もうとっくに春が訪れている筈なのにまだ少し寒い日、温もりが恋しくなります。 ここで挙げた5つの詩で、敢えて強調したい事は、温もり=優しさでは無いと言う事です。 優しさなんて物は受け取る側の主観によって好きな風に捻じ曲げられます。 例えば、自分では親切にしたと思っていても受け取る側にとっては大きなお世話だったり、変に気に障ったりする事もあります。 ですから、ここで言っている温もりとは、温和な考えを持ちたいと言う気持ち、なんです。 読んで頂いて、ありがとうございました。