哲学のライオン

戯言を諳んじた後に見上げた空は ちっぽけな俺を嘲笑うかの如くどこまでも広大でありかつ壮大であった かつての少年は大志を抱き大人になり今この大地に佇んでいる 風が鬣を騒がせ俺は咆哮を上げる 彼の地は何処までも続き地平線はまるで地球のそれのように円くすら見える 行くのだ俺は 時に尊い草花を踏み折ってでも 行かねばならない この太陽注ぐ斜光の下草原を駆け抜けるべく いざ

心神

感動して 心震わせる時 生きているな と思う 些細な事で 心傷ついた時 生きているな と思う 何て言葉にしていいか分からない どうやって形に表せばいいか分からない けれど ただその事だけが今 幸せ

心の叫び

血も涙も無い人になりたい そう思う時がある あぁ これは心の叫び 二度と繰り返せない時間を 無茶な理由で逆戻りたいと欲す あぁ これは心の叫び 自分にしか聞こえない 私にしか届かない これは心の叫び

心眼

見据えてよ 目一杯虚勢張った自己防衛のその先を 見つめてよ いつの間にか歪んだこの空間を いつだって 全身を駆け抜けるあの気持ちを いつだって 普段では感じる事の無い 真意を

誓い

宣誓 我等いかなる試練も 宣誓 我等いかなる障害も 乗り超えてみせる 宣誓 我はいかなる悲劇も 宣誓 我はいかなる感動も 受け止めてみせる 双頭の鷲の旗の下に行進し 世の闘いへ繰り出しし命達 誓いは立てられた 切り裂かれ 引き裂かれ その身朽ち果てようとも 最期まで誓い折るなかれ
バックの柄が猫なのは、単に家で猫を飼いだしたからであり、ライオン(虎?)が猫科だからとかこじつけな理由じゃないですよ? かなりいらない補足ですが。 真ん中に当たる3つに「心」が付くタイトルを入れてみました。 「心」って・・・どこにあるのでしょうか・・・心臓?それともやっぱり脳でしょうか。 「心」がどこにあるにせよ、生きて感じるこの一瞬は一迅の風の如く吹き抜けて行ってしまいますが・・・。 読んで頂き、どうもありがとうございました。