深い夜

誰もが眠りについていると感じた今 静かだった どんな夢を皆見ているのだろう この世界にたった一人私を置いて 真っ暗闇を照らす月 木々揺らす風の音 怖くない 寂しくもない 不思議な夜の底を歩いてゆく 誰にも止められない 私が独りになる事を

自分だけ

自分だけだ 自分の気持ちをわかってくれるのは 他に何を言っても無駄な事だ 誰も聞いてはくれないのだから 苦しさも痛みも愛おしさも悲しみも恥ずかしさも だれもわかってはくれない 悩みも思いも考えも気持ちも夢も 誰も受け止めてなんかくれない 自分だけだ 思い知らされる 上手く伝える方法を全く知らないで 独り善がりなのも

孤独の花

夢を伝えよ 寂しくとも儚くとも そこに咲き そこに散る 例えば人の一生の様に 生まれる時も死ぬ時も独りきりで そんな生命だからこそ 今 似た物同士な私のためだけに咲いてくれ 幻を伝えよ ただ黙り 美しく孤独に 咲き誇ってくれ

独白

なかなか遠い君とは 近まる気配が「見えない様に見えているだけ」と 気休めを言って どれほど努力に背を向けて来たか知れない 夢物語を語り尽くして 残った後悔引きずり 誰もが何かを求めている事実ばかり忘れていく どうしようもない苛立ちややり場の無い怒りに身を任せ 焦って転んですりむいた傷跡を眺めて初めて 痛いと感じた時には 遅すぎた事だってある 他の誰ともなく 私は自分自身に告げよう 打ち明けられる人がいるのは素晴らしいけれど 自分でも気付けなかった事が多すぎて 結局どんな風にもなかなか上手くは伝えられずに終わる だから これは独白 たった独りの

無イ

何もナイ 何もナイ場所で 一人 誰もイナイ 誰もイナイ場所で 一人 唄を歌おうか 一日中 呟く事もせず 無言で今日を終えようか
この「ワタシヒトリ」は、このHPを作る大分前からこうして出したい!!!と決めていた物です。 作品数50個越えたのでそろそろいいかな・・・と、念願叶って嬉しいです!!! 今も昔も、一人が一番気楽で好きです。 寂しさを感じる時も多少ありますが、大体は寂しさより楽しさや自己嫌悪感の方が上回ります。(何してるんだ!? 何かをしようと企む時に、ストッパーが居ないのはかなり楽です!!!(危険人物・・・。 これから何かと暗い詩も多くなりますが、お付き合い頂けると嬉しいです。 読んで頂いて、有難うございました。