常闇

奇麗事を純粋に綺麗だと言えないこんな性分だから 汚い感情で常に心底汚れていたい そうすれば そんな真っ暗闇の中でのほんの少しの光が 綺麗だと素直に思わせてくれる 常闇でやっと輝きが見えてくる

春の雪

疎外感を感じて 心に降るこの雪はやむ事を知らない 誰も僕の事を悪くなんか 思っていない 誰も僕の事を良くなんか 思っていない 知っているのにそれなのに 誰か 誰か 何か言ってくれないか 僕が埋もれる前に 凍りつく前に 何故か 何故か 救いを求め叫んでいる 寂しさを忘れてしまう前に 冷たさを感じなくなる前に 麻痺して慣れてしまったら その先には失う以外の選択肢は残らない 足元まで積もった雪は涙でも融かせない もう動く事も出来ない 雪が降り続く

AM2:00

ヒタヒタヒタ 底無しの夜 闇に巣食う魔は己のみ ヒタヒタと そう ひたすらに もう ひたむきに 反響した足音だけを灯りに 歩き続けた 一度止まってしまったら 疑って踏み出せなくなる 恐れて歩き出せなくなる 知っているから 足元が見えない真っ暗の中を ヒタヒタと 休む間もなく せわしなく 底無しの夜 ヒタヒタヒタ

病む心

周りにメイワクをかけない もう誰の足手まといにもなりはしない そんな事出来る筈がない 無意識にでも ストレスを撒いてる 敵対心の芽を育ててる だから なんでも己のせいにしろ 「全て私が悪いんです」 その一言で全部済ませて ありもしない罪悪感も背負おう 謝り続けよう 許されなくてもいい それくらいで丁度いい

風に花弁舞い踊っていたあの季節に 約束をしたね 僕等何一つ変わる事無く居続けようって あれからどの位の時が経ったのか分からない 樹は切り株になったし 周りは影に覆われたし 土は固いアスファルトになったけど 僕は忘れていないよ あの季節は あんなに楽しかったのに あんなに愉快だったのに あんなに分かり合えていると信じたのに 分からなくなったよ 今は本当にあの季節と同じ時期なのか 今も本当にこの樹が同じあの樹なのか 信じていたんだ あの約束 言葉の魔力 それなのに 何もかもが変わりすぎてしまった 未だに記憶の桜は咲くのに 未だに思い出の中の貴方は笑うのに 縛られていた僕と忘れ去っていた貴方 愚かに見えるのは僕の方 不思議だね 静々と僕は 穏やかに笑い樹の根を踏みつける いつまでも変わらず美しく咲き誇る なんて それだけで狂気だ
暗いですね暗いですよ、5月です5月病ですよ、鬱ですね鬱なんですよ。 この時期やっぱり自分は精神的には一番ダメになるんですよ。 仲の良い友人にも似たような人がいるんですが、この時期ばかりはお互いに会わない方が賢明です。 何もないのに(何も無いからでしょうか?)常に何だかムカムカしているので、他人の思いに鈍感になりがちですから。 オーラがこの壁紙みたいになってそれはそれはドン底になります。 気をつけねば・・・・・・・。 読んで頂き、ありがとうございました。