無題

「人と言う字は支え合って生きている」 なーんて言い出したのは誰だろう 「一人では人は生きていけない」 なーんて決めたのは誰だろう 周りに迷惑ばかりかけて仕事をただ増やす イライラさせる為だけにしか存在しない 人じゃない自分 どんな慰めの言葉も今は耳に届かない この刃で喉元を突けばイイ・・・ ―――――――――――――――――。 いつもそこまで その先はいつまでも無い 私は今日も無様に生きる ただただ 笑っていながら

あたしへの弔い

なんて素敵なんでしょう ふてぶてしく痛み蔑む情熱の唱歌 何はともあれ愉快に歌いましょう 目に映る視界だけ切り取って そーっと片隅に寄りましょう どこか捨て切れない想い捨てに走りましょう いつか置き去りにされたあの場所で 微笑み唄うのは他でもないあたし 走れあの場所へ 唄え情熱の唱歌 消え去りきれないあたしを癒す為に ね 素敵でしょ

自分の為に

あの時 そこに居る意味が無かった あの時も そこに存在しなくて良かった 自分一人居なくなったって 誰一人として探しはしない 不必要だった 中途半端だった 邪魔者だった 私はこんな自分の為に 何が出来ると言うのだろう 哀れな自分に 惨めな自分に ずっとそうやって泣いている自分に 今 私に出来る事は 涙を拭ってやることだけ 次々と流れる涙を ただ拭ってやることだけ

叶わない

望みが高すぎて 夢が叶わない 望むが余りに 夢も見れない 何故人は望まずにはいられないの 何故他人を羨む心があるの こんな気持ちは捨ててしまいたい こんなに惨めになるのなら掻き消したい もう何も要らない もう何も妬まなくて済む 自分に唱えた そうやって自分に言える日は来ない事を 自分が最も知っているのに・・・

頭脳

希望と絶望が頭の中を交差する 答えがまとまらず ごちゃごちゃの方程式を 無理矢理思考回路が築き上げる 良い方へ良い方へと解釈する 立派な頭脳 誰かの為 自分の為と なんて都合いい頭脳 なんて調子いい頭脳 止まらない思考 止められない思考 余分で余計な事まで考えるな 命令しようとも聞く耳もたずの頭 別の生き物の様に 蠢く魔物の様に 今日も頭は考えている
そもそも全ての問題の原因は、自分が命を捨て切る事が出来ない、と言う事だ。 最後の詩、「頭脳」は、何をそんなに考えているか・・・暗に死に方です。 あぁ、こう言う時もあったものだな・・・・と。 自分の理想の死に方は、80過ぎても100過ぎても生きて、周りから自分の死を悲しむ人が誰一人居なくなった頃にひっそりと海に投身。 包丁と拳銃で借りてくる素材を迷ったのですが、包丁の方が詩にマッチしていて、どこの家庭にもあるので手ごろかなと。(手ごろ!? 拳銃はまた次回使います。(え! では、読んで頂いてありがとうございます。